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ENVI Deep Learning 4.0 の導入チェックと完全削除ガイド

本記事では、ENVI Deep Learning Module 4.0 において、Complete版Runtime版 の どちらがインストールされているかを判別する方法、ならびに Windows / Linux 向けのクリーンアンインストール手順 を整理します。


1. 共通の確認方法(ENVIアプリケーション内)

ENVI を起動し、ENVI Deep Learning のツールボックスを開きます。

  • ツール一覧に Train xxx といった学習用(Training)ツールが含まれている場合 → Complete版 がインストールされている。
  • 上記の学習系ツールが存在しない場合 → Runtime版 がインストールされている。

2. Windows 環境での確認方法

2-1. インストール状況の確認

Windows では次の手順で確認できます:

  1. [コントロールパネル] → [プログラムと機能]
  2. インストール一覧で以下を確認:
    • ENVI Deep Learning → Complete版
    • ENVI Deep Learning Runtime → Runtime版

2-2. アンインストール

Windows では [プログラムと機能] からアンインストール可能です。

また、Runtime版がインストールされている状態で Complete版のインストーラを実行した場合、 インストーラ上で Runtime版のアンインストールが対話的に実行可能です(逆方向は不可)。


3. Linux 環境での確認方法

Linux では、ENVI インストールフォルダ直下のディレクトリ構成によって Complete版か Runtime版かを判定します。

3-1. Complete版のディレクトリ構成

/usr/local/nv5/envi/
  ├─ custom_code/deep_learning
  ├─ extensions/deep_learning
  ├─ resource/deep learning
  ├─ resource/deep_learning_runtime

Complete版には deep_learningdeep_learning_runtime の両方が存在します。 これは Complete版が学習(Training)+推論(Classification)の両機能を持ち、 Runtime実行環境も含んでいるためです。

3-2. Runtime版のディレクトリ構成

/usr/local/nv5/envi/
  ├─ custom_code/deep_learning_runtime
  ├─ extensions/deep_learning_runtime
  ├─ resource/deep_learning_runtime

Runtime版には deep_learning_runtime のみが存在します。


4. Linux 環境でのクリーンアンインストール手順

Linux ではアンインストーラが存在しないため、対象フォルダを手動で削除することでアンインストールします。

4-1. Complete版の削除

以下のディレクトリを削除します:

/usr/local/nv5/envi/custom_code/deep_learning
/usr/local/nv5/envi/extensions/deep_learning
/usr/local/nv5/envi/resource/deep learning
/usr/local/nv5/envi/resource/deep_learning_runtime

4-2. Runtime版の削除

以下のディレクトリを削除します:

/usr/local/nv5/envi/custom_code/deep_learning_runtime
/usr/local/nv5/envi/extensions/deep_learning_runtime
/usr/local/nv5/envi/resource/deep_learning_runtime

5. インストーラの動作上の注意点

Linux 版インストーラは、Complete版とRuntime版が同時に存在しないように設計されています。

  • Complete版インストール済み → Runtime版インストールを試みると「Complete版が検出された」と通知され、続行不可。
  • Runtime版インストール済み → Complete版インストールを試みると「Runtime版のアンインストールが必要」と通知される。

6. まとめ

  • ENVI内のツール構成で最も簡単に Runtime/Complete を判別可能。
  • Windowsは「プログラムと機能」から確認・アンインストール可能。
  • Linuxはディレクトリ構成で判定し、アンインストールは手動削除
  • Complete版は Runtime環境も内包しているため、resourceフォルダに両方のディレクトリが存在する。

以上の手順を参考に、環境確認やクリーンな再インストールを実施してください。

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