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Linux上のENVI/IDLにBus error (core dumped)が発生する


この問題はあらゆるLinuxのディストリビューションおよびフレーバー、ENVI/IDLのバージョンに関係なく影響する可能性があります。
これまでのところ、UbuntuおよびFedoraシステムで最も多く報告されています。

 

問題の概要:
ENVIを起動時、IDLでグラフィックやウィジットの読み込み時、ライセンスの認証等に使用するLicense Administrator起動時に発生します。
以下のエラーメッセージ、もしくはBUSアドレス参照エラーやSegmentation Faultがコンソールに表示される可能性があります。

Bus error (core dumped)

 

原因:
最近(2023年以降)のLinuxグラフィカルライブラリの更新 (おそらくlibgl) に関連した問題であり、
ENVI/IDLがデフォルトのハードウェア(GPU)レンダリングを使用できなくなっていることに関連しています。

 

回避策:

  • ハードウェアに専用のGPUが搭載されている場合

 以下の環境変数を設定します。
 NVIDIAもしくはAMDご利用の方をお選びください。

 export __GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=nvidia
 export __GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=amd

  • ハードウェアに専用のGPUが搭載されていない場合

 以下ディレクトリへ移動します。
 cd <install_dir>/idlxx/bin/bin.linux.x86_64
 以下のファイルをリネームします。
 "gl_driver.so"    から    "gl_driver.bak"

  • ハードウェアに依存しない回避策

 ENVI/IDLのハードウェアレンダリングの設定をソフトウェアレンダリングへと変更します。
 以下のようにシステムの環境変数を変更もしくはホームディレクトリ配下のシェルに設定を追加してください。
 (bash系) # export IDL_GR_X_RENDERER=1
 (csh系) # setenv IDL_GR_X_RENDERER 1

 

このFAQの内容は米国本社の以下の記事を元に作成しています。

https://www.nv5geospatialsoftware.com/Support/Self-Help-Tools/Help-Articles/Help-Articles-Detail/what-to-do-if-enviidl-are-crashing-linux-with-this-message-bus-error-core-dumped

 

記載: 2024年6月27日

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