災害対応初動時における早期被災地推定、地すべりエリアや社会インフラの変動モニタリングなどで、衛星SAR(合成開口レーダ)データの活用が期待されています。この度、Harris Geospatialでは、SAR解析統合パッケージ 「ENVI/SARscape」でご利用いただける「地すべり・土砂堆積被災エリア推定　操作手順書」を作成しましたのでご案内致します。本書では、SAR SLCデータからの強度画像作成やカラー合成表示、ENVIのワークフロー機能を利用した強度画像の差分抽出処理までの操作手順をご紹介しています。是非、皆さまの業務や研究活動にお役立て下さい。
 

　SAR 地すべり・土砂堆積 被災エリア推定 操作手順書紹介ページへのリンク
 

また、SARデータは、地すべりエリアの推定だけでなく、様々な分野での活用が期待されています。

　・SAR強度画像解析： 　斜面崩壊地推定、土砂堆積地推定、豪雨浸水エリア推定、津波被災エリア推定、農地利用状況推定など

　・干渉SAR解析： 　地すべり変動量推定、道路や線路周辺の地盤変動推定と継続的なモニタリング、深層崩壊地推定など

　・時系列干渉SAR解析： 　埋立地(空港や発電設備)・河川堤防・高速道路の盛土法面などの人工構造物や地盤の詳細変動推定など
 

ENVI/SARscapeは、操作性の良いGUIやワークフロー機能の搭載により、「これからSARデータを自分で活用してみたい！」と考えている方に最適なソフトウェアです。Harris Geospatialでは、入門用トレーニングマニュアルや、各種SAR解析処理に関する基本的な操作手順書もユーザ様向けに公開しています。トレーニングマニュアルや各種操作手順書に関しては、「技術資料(日本語)ページ」で閲覧可能です。

ENVI/SARscapeの製品概要や価格情報などは、こちらからお問い合わせ下さい。
ENVI/SARscapeの無償評価用ライセンス貸出制度もあります。ご希望の方はこちらよりお申し込み下さい。