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国土地理院 数値標高モデルをENVIで取り扱う方法

国土地理院様が公開している基盤地図情報数値標高モデル1をENVIへ取り込むツールを開発しました。複数ファイルを一括で読み込み、モザイク(結合)をし一枚の標高画像として出力します。出力ファイル形式はGeoTIFFです。本ツールはENVI上で動作する無償の拡張機能プログラムです。

5m(5A)メッシュ、10m(10B)メッシュどちらにも対応しており、XML形式ファイルが入ったフォルダを選択することでツールがデータを自動判別しインポートします。

基盤地図情報数値標高モデルについての詳細は基盤地図情報ダウンロードサービスのデータの説明²をご参照ください。

 

図1: 数値標高モデルの5mメッシュをインポート後にENVIへ自動表示されたDEM

 

インポート後はENVI ToolboxのTerrainフォルダにある「Topographic Shading Tool」を使用することで地形の確認がとても簡単に行えます。

設定パラメータの変更も即座に描画ウィンドウへ反映されます。

図2: インポートした標高データをTopographic Shading Toolへ表示

 

また、インポートした標高データはSARscapeよりインポートして利用することも可能です。

 

ツールの取得はこちらからお問合せください。

 

1: 国土地理院基盤地図情報ウェブサイト(https://fgd.gsi.go.jp/download/menu.php)

²: 基盤地図情報数値標高モデルについて(https://fgd.gsi.go.jp/download/ref_dem.html)